今や高級コンパクトカメラのメインストリームをなった1.0型センサー採用のカメラですが、CanonはPowerShot Gシリーズに価格、機能共にバリエーションを持たせた展開となっております。
“PowerShot G9X”は、1.0型大型センサーを搭載しながら、小型化を実現。
惜しくも廃番となったPowerShot S120とほぼ同じ大きさながら、約2.7倍の大型センサーを搭載しているG9 X。センサーが大きいと、暗い場所に強い、背景がキレイにぼけるなど、高画質な写真を撮影できます。
操作に関しては、十字キーを省略し、液晶モニターのタッチ操作がメインととなります。
近いスペックのカメラとして候補にあがるG7Xとの大きな違いはレンズ部分。
G7Xが35mm判換算24-100mm相当F1.8-2.8であったの対し、G9 Xでは35mm判換算28-84mm相当F2-4.9になっています。
レンズの倍率やF値が控えめな分、G7Xより薄くコンパクトに仕上がっています。
G5 XはEVF(電子ビューファインダー)をGシリーズとして唯一内蔵。視野と快適性を突き詰めて開発しました。0.39型の高精細な約236万ドットに加え、高解像感はもちろん、より色域が広く、コントラストも高い有機ELを採用。撮影画像との差異を徹底的に抑制します。また、EVF内に採用したレンズには、キヤノンの光学技術を導入。四隅までくっきりとした映像を確認しながら快適に撮影することができます。
センサーサイズやレンズスペックに関してはG7Xと同等ですが、EVFを内蔵しながらもコンパクトに収まっているので、ファインダーで構図を捉える一眼になれた方のサブ機としてオススメできます。
公式の作例(G5X)ですが、コンパクトカメラとは思えない描写です!
SONY RX100シリーズから火が付いた1.0型大型センサー搭載コンパクトカメラ市場が大変賑わっています。
我々ユーザーからすると選択肢が増えて嬉しいと同時に悩ましいところではあります。
携帯性、EVFなど譲れない部分で選択していただければOKかと思います。