マイクロフォーサズユーザー必見!!
KOWA PROMINAR レンズレビュー第1弾。
今回は PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT を使って撮影してきました。
こちらは2014年9月発売で2年程経っておりますが、マイクロフォーサーズユーザーからは相変わらずの人気を誇ります。
人気の秘密はやはりなんといっても35mm換算で17mmという広角で対角106°の画角で撮影できる点ではないでしょうか。
加えて広角にもかかわらずF2.8の明るさを持ち、ディストーション値はわずか0.12%に抑えられています。
通常、写真を撮影する際には、必ずレンズの収差による歪み(歪曲収差・ディストーション等といいます)いわゆる像が歪む現象が発生します。
そのような収差は単焦点レンズの方がズームレンズより出にくい、標準レンズよりも広角・望遠レンズの方が出やすい、などの傾向があります。
歪曲収差がでるのは撮影方法でどうにかなるものではなく、すべてレンズの設計によるものになります。
しかし、こちらのレンズでは広角なのに、その歪みがほとんどなく撮影が出来るのです。
また、XD(低分散)ガラス、非球面レンズを採用しているので、色収差(簡単にいうとにじみですね…)も極限までなくしてシャープな描写が得られます。
画像処理に頼らず、レンズの設計にとことんこだわっているからこそ、レンズのみでここまで高い光学補正が実現できるわけです。
マニュアルフォーカスなのですが、こちらはカメラ本体のMFアシスト機能を使えばピントの確認などは問題ないかと思います。
そんなこんなで、実際に撮影に行って参りました。
街中+あてもなく峠を攻めて撮影した写真を何枚かUPします。
さすがに17mmともなるとかなり広いですね。
道幅がかなり狭く、標準レンズ等ではまず、おさまりきらない範囲がおさまっており、かなり近くで撮影していますので、迫力のある写真になりました。
実際に小石等が落ちてきてましたし、崩れてくるのではないかと思ったほどです…
また、F2.8なので、広角ですが、背景ボケも簡単につくれます。
デジタルフィルターを使用し、モノクロで街中の通りを撮影。
独自のコーディングや徹底した内面反射防止処理も施していますので、フレアやゴーストも極限まで抑えてくれています。
広角・解放を生かしての夜景や天体撮影にも適したレンズですね。
広角レンズは本当に使い方の難しいレンズなのですが、標準域のレンズよりも広範囲撮影が出来ますし、近くに寄って迫力のある写真も撮れますので、いつもと違った表現が可能です。
マイクロフォーサーズユーザーの方で広角レンズが気になる方は KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT がお勧めですね。