小型軽量ボディにXシリーズの写真画質・操作性を凝縮した「X-T10」のご紹介です。
マグネシウム合金製のボディを採用しつつ軽量・コンパクトに一眼レフスタイルの上級機「X-T1」の系統のデザインにうまくまとまった印象です。
軍幹部にはシャッタースピード、露出補正、ドライブの各ダイヤルがありダイレクトに設定が行えるほか、ボディ前後にもコマンドダイヤルがあり操作性に上級機と格差がつけられていないところがうれしいポイントです。
さらにワンタッチで「アドバンストSRオートモード」に切り替えられるレバーも搭載されています。レバーをAUTOにするだけですので誰でも気軽にフルオートでの撮影が出来ます。
撮像センサーはX-Trans CMOSⅡ、画像処理エンジンにはEXRプロセッサーⅡを引き続き採用しているので上級機の「X-T1」とほぼ同じ画質が得られるのも魅力のひとつです。
AFは「ゾーンAF」「ワイド/トラッキングAF」「瞳AF」などが使える新AFが採用され、こちらもファームウェアVer.4.00にバージョンアップしたX-T1と同等です。
定評のあるフィルムシミュレーション、常用200~6400[拡張時100~51200]のISO感度もそのまま受け継いでいます。
X-T1には無かったポップアップ式の内蔵ストロボが搭載されています。暗いときや逆光時など何かと役に立ってくれます。
X-T1と比較するとボディが防塵防滴仕様ではないこと、ファインダー倍率がやや低いこと、連続撮影枚数が8コマと少ないのが主なマイナスポイントですが、ストロボを内蔵し小型軽量で高画質は大きな魅力です。